2011/3/3

ある研究会の30周年記念行事  短歌

先日、私がある地方都市の事業所に勤務していた時代に属していた人事労務研究会の30周年記念行事に出席してきた。それは地元の商工会議所の傘下の研究会である。その研究会は今でも続いており、今回はその現役会員と共に記念講演を聞き、そのあとの懇親会にも出席した。

懇親会の席上で皆さんから口々に出てきたのは、こういう研究会が30年も続いていることと、30年前にこういう研究会がスタートしたということへの驚嘆の声であった。そして、その研究会を始めた当時の商工会議所の事務局長に対する賛辞が次々と述べられていた。それは、中堅・中小企業が単独では手に負えない人事労務課題についてフランクに情報交換をしたり相談しあえる仕組みができたことへの感謝のことばでもあった。

確かにそのとおりであり、今でこそ各種の研究会はたくさんあるが、30年前と言えばまだ昭和の時代で、人事や労務の分野でこういう研究会はきわめて少なかったと記憶している。その時代に、しかも大都市周辺の一地方都市の商工会議所の一職員がそういう構想を打ち出して、熱心に地域の企業を説いて回り設立にこぎつけたというのは、絶賛に値することである。

何ごともそうだが、最初にのろしやのぼりを上げたり行動を起こす人は偉いと思う。その目的や理念に共鳴してその構想の実現を推進する人も偉いが、やはり最初の「言い出しべえ」はたいしたものである。その人の場合は、30年間のうち21年間に関わったというのだから、まさに産みの親だけでなくその後の育ての親としても役割を果たされたことになるからすごいことである。

ご本人とも久しぶりにじっくりとお話をしていて感じたことであるが、こういう成功のために必要なことは、ひらめきや着想だけではなく、こういうものをつくり上げたいというきちんとした構想力と、自分だけでなく関係者の力を巻き込んでいく組織力、少々の試練や壁があってもめげない執念力などがうまく噛み合ってこその産物であることを再認識した。人材の育成や組織風土の改革についても同じことが言えるなあと、しみじみと感じた次第である。

「人材や組織のあるべき姿をば求める視点は現場にこそあれ」

「人々の悩みを察して解決のしくみをつくり動く尊さ」
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