2010/11/20

竜田川の清掃に参加して  短歌

今朝は9時から自治会の行事で竜田川の清掃に駆り出された。天候はまずまずである。今回は市役所からも担当者が出て大がかりなものとなった。市が以前から展開している「川をきれいにしようキャンペーン」に応えたものであるようだ。妻と二人で集合場所に着くと、定刻の10分前にもかかわらず既に60〜70人くらい集まっていて、お揃いの手袋とタオルと大きな透明ゴミ袋が配給されている。

定刻には100人以上にはなっただろうか。西と東の各自治会ごとに竜田川にかかる橋の名前で担当の区間が示される。3年前に転入したばかりの私にとっては、日ごろは渡らない少し上流の橋の名前を言われてもピンとこないが、大半の人達は地元に定着している人が多いせいか、すぐに持ち場に散って行く。我々夫婦は同じ班の人のあとを着いて行くばかりである。

手慣れている人の場合は、作業がしやすいように自宅から鎌や火バサミ(懐かしい!)や小さいスコップなどを持参している。我々二人は無手勝流よろしく軍手を履いた手で落ち葉を集め、ビニール袋や空き缶を拾っていく。川の清掃が目的なので、川沿いの道路だけでなくガードレールをまたいで内側に入りコンクリートブロックよりは上の草の斜面を順に下って行くことにした。

思えば人間の手というのは便利で都合よくできているものである。熊手のように落ち葉をかき集めることもできるしそれをつかんでゴミ袋へ入れることも、一杯になったゴミ袋の口を閉じることもできる。まるで熊手のように・・・と思いかけたのだが、いやいやそうではなく人間の手を真似して熊手ができたのだろう、などとくだらないことを考えながら黙々とゴミ集めをやっていると初冬にもかかわらず、汗が噴き出してくる。

百人一首にも「ちはやぶる神代も聞かず龍田川からくれなゐに水くくるとは」(古今集)と在原業平の詠った歌が入っているあの竜田川も一時は相当汚れていたらしいが、こういう自治体や地域住民の地道な努力によって今では大きなコイや小魚たち、そして水鳥が遊ぶきれいな川に戻ったようである。この川は大阪市南部の代表的な川である大和川の支流でもある。水の汚さで全国ワースト1の連続記録をもっていた大和川の水質が急激に回復しているのも、こうした努力のおかげかもしれない。

1時間余りの作業ではあったが、久しぶりにいい汗をかく時間を経験できたし、住民としての務めが果たせた気がした。

「紅葉のころに竜田の川辺りを清掃しつつ業平しのぶ」

「越してきて早や三年の時流れやうやく地元の人らとまじる」
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タグ: 竜田川 清掃 自治会



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