2010/7/20

「現代仮名遣い」が意外に知られていない  短歌

最近付き合いのあるビジネスマンに「現代仮名遣い」を知らない人が多いことに気づいた。それも、色々な場面で講師や先生などをしている知識人クラスの人達の中でも見られる傾向なので驚かされる。

「現代仮名遣い」とは、法令、公用文書、新聞、雑誌、放送など、一般の社会生活において、現代の国語を書き表すための仮名遣いのよりどころを示すものであり、1986年の内閣告示第1号により定められた公式文書における共通ルールである。簡単に言ってしまえば、新聞(広告は除く)に使用されている表記法であり、不必要に漢字を使い過ぎないことである。これが制定された背景としては、明治以来の「歴史的假名遣」とそれを表音式に統一するために1946年に制定された「現代かなづかい」とを踏まえて、現実的な形に統一されたルールなのである。

しかしながら、我々の周囲にはそれを無視した仮名遣いが氾濫している。「〜の様に」「〜の程」「致します」「頂きます」「〜の通り」「及び」「下さい」「御座います」「宜しく」などがその一例であり、これらはすべて漢字ではなくかなで表記すべきものである。ものごとにはルールがあり、最低限のものは守らなければならない。もっとも、そのルールが大切なものであればあるほどその周知徹底にも意が用いられなければならないのだが、大企業においても案外こういうことをきちんと教えたり指導していない会社が多いし、国や学校でもこの普及徹底に注力していないのは気になることである。

「現代の文書伝へる仮名遣ひそこには守るルールのあるを」

「人々の知らぬ現代仮名遣ひ知らせる努力足りぬを嘆く」
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