2010/2/9

恒例の霧氷見物の登山  短歌

一昨日は霧氷目当ての登山のため、名山会の2月例会として、大峰山系の一角にある「観音峰」(1347m)へ行ってきた。メンバーは、最年長のMさんをはじめ、常連のSさん、今回のリーダーHさん、そして私の4名である。先輩社長のIさんは今回は珍しく欠席であった。目前に迫っている奥さんとの南米旅行のため、またもや骨折などしてはたいへんなので自重されたらしい。近鉄電車で奈良県の一番南部にある吉野を越え、下市口という駅まで到着すると、そこには「霧氷号」と名づけられた季節バスが待ち構えている。バスはグングン南下して、まさに大峰登山の登山口である「洞川(どろかわ)温泉」の手前にある登山口まで進む。

登山口の四阿(あずまや)で足元にスパッツを装着する。先日来の大寒波のせいか、道はカチンカチンに凍てついているが、積雪は意外に少ない。滑らないように慎重に足を進めていく。途中でアイゼンを付け、1時間半ほどで展望台に到着する。ほぼ360度の眺望があり、眼前には、大峰山系の稲村ガ岳や大日山、その右手には主峰の弥山(みせん)と八経ガ岳も真っ白にそびえている。背後には、金剛山や大和葛城山、二上山、そして我が生駒山まで見えている。我々はさらに先の最高峰を目指していく。

この辺りになると登山者も少なくなり、代わりに積雪量が増え、また木々には待望の霧氷が見られるようになる。思わず銘々に記念写真を撮り始める。最高峰は眺望はよくないが、一面の銀世界である。ここで予定どおり積雪の上に広げたシートの上に腰を下ろし、持参した焼酎のお湯割りをなめながらつまみやおにぎりを頬張って空腹を満たす。30分も座っているとさすがに体が冷えてくるので、早い目に下山を開始する。

ところで、ここへ来るまでは「樹氷」と言っていたのだが、どうやらこの辺りで見られるのは「霧氷」が正しいらしい。「樹氷」というのは、およそ氷点下5℃以下に冷却した水蒸気や過冷却の水滴が吹きつけられて樹木などに吹きつけられ凍結してできた氷のことであり、元の樹木の形が分からないくらいに様々な形になるものだそうである。
そういう氷が付着した樹木そのものを樹氷と呼ぶこともあり、蔵王が有名だが、近畿では伊吹山などでも見られる。一方「霧氷」というのは気温が氷点下のとき、樹木や地物に空気中の水蒸気や過冷却の水滴が吹きつけられて昇華または凍結してできる氷のことで、元の樹木の枝葉の形状がそのままの形で見られる。

なるほど、我々が見たのは確かに「霧氷」であったが、いずれにしても都市部やその近郊では見ることのできない厳冬期の風物詩に十分満足し、登山口近くの洞川温泉でひと汗流して自宅へと向かう4名であった。Iさんは来年までお預けなのでさぞや残念なことであろう。

「厳寒の中を進みて山頂へ着けば見事な霧氷群なり」

「白銀の世界をいっそう引き立てる霧氷は今が花盛りかな」

(観音峰山頂付近の霧氷です)
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タグ: 霧氷 大峰山 観音峰



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