2009/12/18

「生駒おろし」の通り道  短歌

今朝の生駒市は天気はよいが冷え込みが厳しい。天気予報によれば今日の最高気温は7℃最低気温は0℃とのこと、いよいよ本格的な冬に入ってきている。週末はさらに気温が下がるらしい。愛犬チャッピーの散歩に出るときはしっかりと着込んだのだが、それでも相当に寒い。何しろ今日は風が強いので、体感温度は一層低くなる。

風に当たりながらいつものコースを歩いていてふと気づいたのだが、場所によって常に風の強いところと弱いところがあるのである。おそらくこの周辺には「風の通り道」があり、そこは常に強い風が吹いているが、ちょっと外れると風は穏やかなのである。そこで思い出したのは「生駒おろし」ということばである。ここに転居してきた2年前に、自宅の設計会社の建築設計士がそういうことばを使っていたことを思い出した。私がこれまで聞いたことがあるのは、六甲おろし、比叡おろし、伊吹おろしなどで、生駒おろしということばは聞いたことがなかった。

しかしよく調べてみると、あるある、あるんです、生駒おろし。生駒山の東側の奈良県側でも使われているし、西側の大阪府でも使われていて、特に正月の風物詩である東大阪市の花園ラグビー場で行われる全国高校ラグビーでは毎年のように、その風上に立つか風下に立つかで栄冠が左右されるくらい重要なそして有名な要素になっているらしい。

そういえば冬独特のことばだけではなく、日本には各季節ごとにこの種の季節感を彷彿させることばや表現が残っていることを思い出した。全国にある「○○おろし」を想像しながら、こういう季節感のあることばがまだ残っているのだと感じて、つくづく四季のはっきりした日本に生まれてよかったなあ、としみじみと思う私である。

「山肌を吹き下ろしたる西からの生駒おろしに首すくめたり」

「寒風に名前を聞けど寒々と生駒おろしは止まず吹きつつ」
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