春休みのリハビリテーション

2019/4/18 | 投稿者: shoji

SHOJIです。

春休みのリハビリテーション
―老いることの体験―
   

T.はじめに
1月下旬から3月中旬まで、動きまわっていて、面白い体験でした。
集中講義(2泊3日)を下関と大阪で1回ずつ。下関は「第一ホテル下関」で毎年、
部屋から唐戸市場や海峡が見れて、観光気分になれるのが楽しみである。関大で
はPCAGIPを楽しんで小さな気づきがたくさんあったし、院生のフィードバックで
私の教育姿勢について気づくことがあった。集中講義に東京・鹿児島・名古屋か
ら来たお客さん(研究仲間)と1泊2日、東亜大村山ゼミの院生達とお別れパーテ
ィをした。これらについてはいずれ書くことにしたい。PCAGIP体験記録が2つも
出来てしまった。
こんな調子で充実した体験でした。

U.私のこまりごとー老いを生きること
(1)一方、3月中旬、終業式が終わって、一段落ついたり、あることでパソコン
を活用した“オープンダイアローグ”をすることになり、面白かったが、疲れを
感じていた。春休み中に新学期に備えて、自分のからだや心身のいたわりが
不安な感じがしてきていた。
・口腔内が完治せず、うっとうしいこと。
・講演中に数回、左足が痙攣を起こしたので、靴を脱いで、裸足になって続行し
たことがあった。
・パソコンを打つと1時間程度で疲労感が出てきてコーヒーブレークが必要にな
っている。

V.様々な医療・支援機関の受診とその体験
(1)内科受診
ある病院の内科外来を受診した。例により、インテークで予診30分程度看護師
さんから聴取を受けた。30分待って、内科診察室へ。高齢(?)と思われる白
髪の医師が私の訴えを聞いて“喉”をちょっと診察する。「喉のことは機械が
ないので、診察できません。他病院の耳鼻科にどうぞ」これで5分ぐらいでし
た。受診の意味なし。
(2)歯科医受診
これはかかりつけでした。数か月、診療を休んでいた。歯槽膿漏と歯の掃除で
ある。歯科医師が、喉や口内を診察して「悪い疾患や舌ガンなどではない!口
腔内をきれいにすることがポイント。」と説明あり。さっそく、患部に薬を塗
布、あとは歯科衛生士による歯石取り作業で30分。これで症状はすぐ減少。目
下、週1回40分程度、歯科衛生士による歯石取りに通院している。これは継続
していて、すぐ効果があった。口内炎がすぐ軽くなり、2〜3日で症状が消え
た。目下、継続治療中。
(3)理学療法士受診
次男から近所でもあり評判の療法士を教えてもらい、本人もときどき通院する
ので、一緒に行ってくれた。次男の紹介がとても助かった。マンションの1階
を改造して洒落たオフィスであり、看板は○○工房とか書いてあったと記憶し
ている。予約制で、およそ50分程度診察。背の高いスマートな男性理学療法士
さんは大変感じが良く、適確に事態に対応してもらった感じがした。
姿勢の写真撮影から、その映像を見ながら説明してくれたこと。@私の姿勢は
前かがみA脚の傾向ありB歩行時に右足に負担が掛かっている。悪いのは左足
でなく、右足である。C両足の指の間の距離がない。これを離すことが治療で
ある。特性の“タビ”を2足買わされて、毎日着用するように指示された。
D足指を丁寧にマッサージして血行を高める。E靴を買い替える。歩行と足指
間距離を保持するのに靴の新調。1足は2万円、他の1足は3万円。ムーンスター
ゴムで購入できると処方。
実に適確で、丁寧で、無駄が少ない感じである。診察料とタビ2足とカウンセラ
ー料で15,000円でした。高額がだ値打ちがあると感じた。1回だけで済んでいる。
靴をネット通販で購入するのに2週間も経過してしまった。痙攣症状は減少した。
新しい靴の具合はまだ分からない。全体としては 調子が上向いてきている感
じがする。
(4)整体師、Kさんとの接触 ―不思議な体験―
これまでも年2回程度、鍼灸師に世話になっていました。この方に電話したら、
廃業されたと奥さんが出られた。そこで新しい整体師を探してみた。インター
ネットで探して、六本松にある診療所に行ってみた。ここは私には向かなかっ
たので1回でやめた。以後、インターネット情報はやめることにした。院生や
知人に評判を知っている人はいないかと考えたら、Nさんがいたことを思い出
した。早速、メールしたところ、知り合いでときどき通院することもある鍼灸
師を紹介してくれた。しかも場所が分かりにくいので、Nさんが1回目は車で送
迎してくれてとても助かった。2回目3回目がすみ4回目の予約をしている。や
っと私に合いそうな整体師に出会ったのかも知れない。
整体師Kさんとの不思議な体験
Kさんのオフィスは居酒屋の2階にあるマンションである。玄関の間と奥の診察
室(ベットが1台)だけのシンプルなオフィスである。70歳代?の男性である。
健康保険が効くので助かるし、かつ料金が安い。いずれにしても、ちょっと不
思議な人なので書いてみたくなった。
60分きっかりの施術中に話してくれたKさんの修行話がとても面白かったので
書いてみたくなった。Kさんが私に話したことであり、私の施術をしながらの
話だし 私は安心して ボーっとして聞いているので、記憶も正確でない。
以下の話は、多分に私の脚色が多く、Kさんの話の忠実な再現ではないことを
まず申し上げておきたい

話の全体は 研究の仕方、日本文化の特徴などが、私が日頃考えていて、院生
達によく話していることとあまりに共通点が多いのでびっくりした。整体師さ
んから、臨床心理学にも通底する「学問論」を聞くことになるとは全く予想し
ていませんでした。意外性と新鮮性に驚きました。Kさんの整体術の背景にあ
る生き方の骨子や哲学を感じました。
@「天才から盗んで自分の“わざ”を磨く」
Kさんは(若い頃)全国の有名な整体師のところに弟子入りしてきたらしい。
そこで一生懸命修行するうちに、「その天才達の真似は出来ない」だから、
自分が出来ることを取り入れることにしているとのことだった。それが終わ
ったら、次の天才のところに弟子入りすることを繰り返してきたと語った。
これは、私の考えている心理臨床の学び方と大変共通していると感じた。
A「理論でなく実践が役立つ」
この世界(業界)は人の役に立つ、世の役に立つことがポイントであり、
理屈ではない。しかし、施術中に、Kさんは筋肉やからだの構造の話をして
いたので、理論を無視していない。2回目の施術中も、この筋肉は、とか、
ここはからだの中枢でとか語ることがたびたびであった。
絶えずあたらしいことを取り入れていらしい。
B 「こちらの力を抜いて、相手の自然治癒力を活用するのです」とも語
った。これもロジャース流のカウンセリングと共通している。
「安全な関係を創る」と本人の自然治癒力が活性化すると考えている。
これと別に、私は結構 からだに力がはいり,力んでいるじぶを感じた。
これを抜くのは簡単ではなさそうである。
➃アメリカ文化のこと
私が1972年3月から1974年8月までサンディエゴに滞在したことを話すと、
(Kさんの滞米経験については確認していない)Kさんはすぐ反応した。
アメリカ研究所の特徴は、「専門家相互が対等な関係を保っている。
上下関係はない」と語った。また「ダメなものはすぐ捨てて、良いもの
をドンドン取り入れるので変化していく」と述べて、日本の権威崇拝を
批判した。学会発表で権威者と異なる意見を述べるとバッシングが来る。
D筋膜療法は15年前のアメリカ文献の紹介、盗用ではないか」
これは「NHKためしてガッテン」番組で紹介された肩こりの筋膜療法の
ことの話だった。Kさんはこの療法を15年前にアメリカの文献ですでに読
んでいて、その有効性は知っていた。だから自分の施術でも使っている。
ところが、「ためしてガッテン」番組では、日本の大学教授が発見した
と紹介している。私自身もこの番組をよく見ているし、筋膜の番組も見
たし有効そうなので私も実践している
他人の発見を無断で使う日本の文化のこわさを感じておられているらしい。
E人間の筋力などの部分治療でなく、全体を活性化する全体論を持っている」
内科、歯科、理学療法の受診と際立って異なるところは、私のある部分を見
ているだけでなく、全身の活性化を念頭においていることが印象に残っている。
F「私を大切にしてくれることが伝わってくる」感じする
60分フルに整体ワークをしてくれるがその際、指 脚 肩 脹脛などを
じつに丁寧に大事に扱ってくれる感じが伝わてくる。
G 「終了後は からだが楽になる、軽快になる。力みが抜ける」
W おわりに
@10回程度継続したら、私自身できるところが出てくるかもしれない。
A老いとは こうして 様々な専門家の支援を受けながら、自分の良さを活
かして生きることなのだろうねきっと。
Bやっと4月からの新学期で動ける自分になってきつつある気がしています。


(NAOKOにこの原稿をブログに掲載する割り付け作業を MIEKO NAKAYAMAさん
に原稿をパソコン入力作業を していただきました。記して感謝します。)

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