9月の郵政民営化法案参議院採決のとき、郵政民営化反対派はステルス作戦と称して暗躍し、予想を上回る採決結果となった。しかし、その後の総選挙で自由民主党は圧勝し、与野党のバランスが大きく崩れ、今ではどんな法案も出せば可決という状況になってしまった。ちょっと怖い世の中に突進しているようで気が気でない。タイトルの「ステルス!」はこれとは全く関係なく、今日観た映画のタイトル。なぜかセリフに、「3は素数で割りきれなくラッキーだが、4は素数でないからダメだ!」(ちょっと不正確かも)とか「2は素数でハッピー」など、数学を生業にしている身にとってハッとさせられるものがあった。ただ、「1は素数だから」というセリフもあって、「それは違うだろう!」と思わず叫びたくなる場面も。ストーリー的には、コンピュータが感情を持ってしまう点、少し陳腐かなと思ったが、ラブロマンスあり、ハードアクションありの完全娯楽作品で、まあまあ家族共々楽しめたような気がする。

0