今年も恒例の、近所の図書館の古本市に行ってきた。結論から言えば今年は不作!以前はもっとレアな書籍が豊富だったのに、何故かありふれたものばかり。そう言えば、この図書館も最近はやりの民間委託になったんだっけ。「民間にできることは民間に」ということと予算の削減が眼目らしいが、郵政民営化同様確実にその質は低下している。民間はやはりマニュアル通りにしか動かないし、選書の点でも節操がないように思う。寝たきりになって病院のお世話になると、いろいろな機械が人間の生命維持に尽力するが、人間の生命力にはかなわないというか、機械のお世話になったら最期は近いという感じに似ている。やはり施設でも何でも有効に活かすためにはマニュアルには書いていないというか、書ききれないところの「こころ」が必要と思うこの頃である。

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