昨日の午後、茗荷谷にある放送大学文京校舎で、「代数曲線と幾何学」と題して、飯高先生のレクチャーがあるということで参加してきた。飯高先生とは30年ほど前、仙台の東北大学で行われた代数幾何学シンポジウムでお見かけして以来であったが、気さくなお人柄は相変わらずで楽しい時間を共有することが出来た。講義自体は代数幾何学の基本のところで、無限大の話から始まってそれを直線に追加した射影直線、・・・、代数曲線・代数曲面の分類まで、時折最新の飯高先生の研究成果等も織り交ぜられ、充実した4時間だった。講義の合間合間のエピソードもとても面白かった。飯高先生のお話を伺っていると代数幾何学の大御所である、小平邦彦、Shafarevich、Hartshorne、・・・諸先生の書籍から受ける印象とはまた違って、とても人間味あふれる人柄がうかがい知れた。このような機会があればまた参加したいですね!


3