以前から個人的にお世話になっておりました大相撲の錦戸親方(元関脇・水戸泉関)のご好意で、九州場所での稽古場を見学させて頂く事になりました。
今回は受け入れ人数の問題もあり、入門順で選んだ小学生以上の子供とその保護者の方のみの参加となったのですが、それでも総勢15名もの私達を、場所前のこの忙しい時期にも拘らず受け入れて下さった親方に只々感謝です。

集合場所の小倉南武道場から九州錦戸部屋までは高速道路を使っても約2時間近くかかります。
相撲部屋の稽古は朝早くから行われる為、出発は朝6時の出発となりました。
私達が着いた時には既に稽古は始まっており、力士の皆さんは黙々と四股を踏んでいる最中でした。
私達がいつも稽古している柔道場も、この土俵のある相撲道場も道を極める為の神聖な場。
無言で四股を踏む音と息づかいだけが聞こえる静かな空間ですが、ピーンと張りつめた独特の緊張感を感じました。
長い長い基本稽古(力士の皆さんにとっては、これが当たり前なのでしょうが。。。)が終わり、ぶつかり稽古や実際に組み合っての稽古(私達で言う所の『乱取り』や『組手』『スパーリング』です)が始まりました。
やはり間近で見る相撲の稽古はいつ見ても迫力があるものです。
子供達の目も土俵上に釘付けになっていました。
今回の見学会で子供達に伝えたかった事。
それは、私が日頃から言っている基本の大切さです。
今日の稽古で分かったと思いますが、ただひたすら四股を踏み、ただひたすら股割をし、ただひたすら。。。
結局の所、大切な場面でこの基本が生きて来るんですよね。
子供達には本当に良い勉強になった事でしょう。

流石に稽古中の写真を撮るのは。。。
と言う事で、いきなり『ちゃんこ』の写真です。

稽古終了後に『ちゃんこ』を振る舞って頂いたのですが、これが美味いの何のって。
個人的には今回が錦戸部屋さんで頂く三度目の『ちゃんこ』なのですが、いつ頂いても絶品で、迷惑とは思いつつもついつい食べ過ぎてしまうんですよねぇ(苦笑)

食べてます、食べてます(笑)

最後はみんな揃って稽古場に挨拶をしてお別れです。

予定にはなかったのですが、子供達の「まだ帰りたくない!」「どっか行きたい!」との大合唱が始まった為、急遽決まった寄り道企画。
先ずは、知る人ぞ知る飛行機が良く見えるポイントでド迫力の着陸シーンを見物です。
747が来なかったのは残念ですが、それでもなかなか迫力のあるものが見れたのではないでしょうか。

続いては、百道の海岸に移動してのんびり。
たまにはこうしてみんなで出かけるのも良いものですね。
子供達にとっては、初めて間近で見る相撲の稽古や初めて食べる本物のちゃんこの味。
そして道場の仲間と一緒に出かけた事など、色々な事を味わえた一日となったのではないでしょうか。
これから先、幾つになっても忘れる事のない大切な想い出になってくれるといいですね。
錦戸親方はじめ、錦戸部屋の皆様並びに関係者の皆様、この度は九州場所直前の忙しい時にも拘らず、色々とお気遣い頂きまして誠にありがとうございました。
皆様のお陰で、子供達は勿論、同席した保護者や私にとりましても忘れられない一日となりました。
この場をお借りして、改めてお礼申し上げますと共に、錦戸部屋の今後益々のご発展と皆々様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
今回色々とサポートして下さいました保護者の皆様。
本日は誠にありがとうございました。
どうぞこれに懲りる事なく、今後とも宜しくお願い致します。

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