
冷たい雨の降る中、今年も『セイフティ格闘技選手権大会』に参加して来ました。
今回、当会からエントリーしたのは3名だったのですが、その内の1人が流行の新型インフルエンザにかかってしまい、出場を断念。。。
結局、2名での参加となりました。

先陣を斬っての登場は『-58kg』にエントリーのボクサーK藤くん。
30代半ばながら「気合いではまだまだ若い選手には負けません!」と、静かに静かに闘志を燃やしていました。

試合開始です。
相手は若手の空手選手。
手足が長く動きも俊敏です。

インファイトの打ち合いを仕掛けるK藤くん(白)。
作戦通り短期決戦を狙って、回転の速いパンチをどんどん繰り出していきます。
ところが、中盤から相手が間合いを取る様になり、K藤くんが飛び込もうとした瞬間に『パシーン!』と素早い右のミドルキックを合わせられる展開に変わっていきました。
結局最後までこの右ミドルを突破する事が出来ず、勝利の女神は相手選手に微笑んでしまいました。
とは言え、最終的に優勝まで行ってしまった相手に敬意を表しながらも、その目は「まだまだやれるぞ!」と、静かに静かに燃え続けていました。
頑張れ、おやじファイター!

一方こちらは『無差別級』にエントリーしたH口くん(紅)。
数週間前の稽古中にちょっとした不注意から左膝に大けがを負ってしまい、先日の柔道の試合も今回のこの試合も辞退するかどうか最後まで迷っていたのですが、本人の強い希望で強行出場と言う事になりました。

打撃に関してはまだまだの彼ですが、相手が飛び込んで来る際に中段回し蹴りを合わせるなど、なかなか良い動きを見せてくれていました。

豪快な腰車(首投げ)が何度も決まり、最終的には3ポイント差以上をつけての勝利。
この試合で柔道などの組技系の選手が気をつけなければならない点は、8ozのボクシンググローブをはめている為に相手を掴む事が出来ないのは勿論の事、ルール上、いくら豪快な投げが決まっても2ポイントにしかならないと言う点。
つまり柔道の試合の様な『投げ』による一本勝ちがないのです。(但し、投げによるKOはあったと思います。)
当然「会心の投げが決まった!」と思っても決して油断をしてはならないのです。(まぁ、これはどんな場合でも当たり前の事なのですが。。。)
最終的には優勝をつかみ取る事が出来ましたが、一試合目の最中にまた左膝を傷めてしまい、その後の試合は立っているのがやっとのズタボロ状態。。。
突きや蹴りを受けまくるキツい試合展開となりましたが、兎にも角にも最後まで良く頑張りました。
全戦を通してトンチンカンな事を何度もやって私からさんざん注意もされましたが、この際ヨシとしておきましょう(笑)

なんとか辿り着いた優勝です(苦笑)
あれだけの怪我を押して参加した甲斐もあったな。
おめでとう。

二人とも、今日はお疲れ様でした。
さぁ、美味いモノでも食いに行こうぜ!

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