春に向けての草木が育ち始める前に山での仕事の段取りも気になる季節になってきました。土曜日・日曜日には地味な下刈りや、片付け仕事などを黙々とこなす日々が続きます。
きょうも下刈り・片付け作業を行なって来ました。作業時間を限定しスポーツ感覚で取り組めば、適度な運動量でもあり、体調の管理にはこの上ない方法にもなります。
この下刈り作業は斜面で厚鎌・ノコギリや刈り払機を使うのでかなり重労働です。一日中作業をすると相当苦痛ですから、午前中2〜3時間と決めて終ることに決めています。
自然に生えた笹や草木を、茂るのを放置しておくとツルが伸び必要な木に巻きつき、成長が妨げられるので下刈りは欠かせません。
一度には済まないので、休日に少しずつ進めていくことですが、やり終わった区域が徐々に広がっていき、作業の手を休めながら済んだ区域を眺めると、「ここまで済んだか。」と達成感にひたることは気持ちの良いものです。
山の作業は下刈りを含め、危険とも隣り合わせで、注意が必要です。切り株、倒木、野バラ、野いちご、サンショウなどの「とげ」や、ハゼの木(うるし)などがあるので、斜面で転んだり、引っ張ったり、触ったりしないよう、服装も皮膚を出さないよう万全にしておきます。
時にはイノシシや鹿に出会うことがあります。ほとんどの場合、彼らのほうが臆病なのか私の姿を見るなり逃げて行きます。
そして、5〜6月になると、豊富な雨を糧にして緑の新芽が猛烈に伸び、山の木々が新緑となり、美しい姿を見せます。

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