国家公務員の定年は、原則60歳に達した3月31日が定年退職日で、令和5年4月1日から定年が段階的に65歳に引き上げられます。
3月は人事異動のシーズンで、新型コロナウイルスのまん延防止措置が解除になって、送別会が小規模で何回も繰り返されるようで、送られる側、送る側、それぞれの立場で大変ご苦労なことだと思います。
退職する人は、よほど積極的に行動しない限り、元の職場のメンバーと再び会う機会はなくなります。別れはつらくダラダラとお酒を飲み、ついつい長引いてしまいがちです。
離ればなれになっても生きてれば何時か会えると思っていますが、年賀状のやり取りだけから、「今年限りの賀状で・・・」と、届く人や訃報など、めっきり多くなり寂しいものです。
長い間 勤めた職を退いたけれど、自宅にいてもすることはなく、引きこもりがちな高齢男性の集う場所といえば、お互いに現役時代の「大企業意識」「肩書」「学歴」という虚栄心を捨てなければ、居心地が悪くなり相手にはしてくれません。
再就職もそうですが、中高年になっても、その虚栄心にこだわれば再就職ができないと同じで、残りの人生をどのように楽しむか、まさに「定年後の人生に花 咲かせよう!」です。
一人暮らしの男性に人との交流が少ない人が多く、会話の頻度(電話やメールを含む)は、2日〜3日に1回以下の人も多く、男性の場合は約3割いるといわれます。
定年後の人生に花を咲かせようと思えば、自らを奮い立たせ前向きな気持ちを続け、日々の交流・会話を大切にすることではないでしょうか。

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