南太平洋のトンガ沖で15日に起きた海底火山の大噴火は、その影響が遠くにある日本の海岸へも及びました。
日本に地震が多いのは、近海でプレートの衝突が多いからといわれますが、火山が原因の地震も多く、鹿児島県では桜島と大隅半島を陸続きにするほどの大噴火で、地震が起きたことも知られています。
地下にある厚さがおよそ100キロメートルとも言われるマントルが何枚かに分れ、プレート同士にぶつかり合い、境界の均衡が崩れて境がずれたり、プレートの内部が壊れたりすれば地震を引き起こすようで、日本に地震が多いのは、近海でのプレートの衝突が多いと言われています。
地震が起きると地球も生きていて、「命がある大地の上」で日々の暮していると、認識を新たにします。古くは巨大地震後に富士山が噴火したこともあったといい、油断はできません。自然の猛威を前に、どう命を守るのかです。
地球の動きを追い 大地46億年もの長尺の歴史の中で、人間の力をはるかにこえる火山のエネルギーへの「畏敬の念」とともに生きるためには、「想定外」などといわず、どうつきあうか。考えねばなりません。
思うに任せぬ「火山の国」で、災害ばかりではなく、火山のエネルギー利用や温泉が湧き出すことで各地に観光事業をもたらしています。
自然とともに生きていくとは、自然環境が破壊されていくのを黙って見てはおれません。自然と共生していくにはどうしたらいいか考え、身近な自然環境を大切にしようと思います。

4