各地で寒波が到来し、寒波とともに到来しているのが新型コロナウイルスの第6波・オミクロンで、各地の新規感染者は第5波を更新し、寒さと同様に、やり過ごすしかないのかと、もどかしく思えて仕方がありません。
寒いときは暖かい物でも食べて体調を整え、免疫力をつけてウイルスに負けないようにしたいものです。暖かいといえば、「おじや」や「雑炊」を思い浮かべます。
これらは、暖かいというより熱いうちに食べるのが良く、地域や家庭によって言い方や具材、作り方も異なる「おじや」と「雑炊」で、「リゾット」や「おかゆ」とも違います。
「おじや」は、鍋料理や煮込み料理を意味するスペイン語「olla(オジャ)」という煮込み料理が、見た目と似ているという説と、雑炊と比べて少し粘り気があることや、ミソやしょうゆで味付けし、煮るときに「じゃ-じゃ-」という音がして、名前が付いたとも・・・・。
「ぞうすい」は戦後、食べ物の事情が困難な時期は増量が目的で、ご飯に水を入れて量を増やしたことから「増水」と書いたようです。魚、貝などの海鮮の具材を入れるようになってから「雑炊」と表記されるようになったとか・・・。
「雑炊」はご飯を洗ってから使い、塩や出汁で作ったものを言い、さらりとしているのが特徴で、「おじや」は少し粘り気があります。「おじや」と比べ「雑炊」は具が多く、ミソなどで味を付けて食べるため栄養タップリです。
一方「おかゆ」も、基本的はコメと水だけで作りますから消化が良く、離乳食や病人食、精進料理として食べられています。「おじや」「雑炊」「おかゆ」の共通点は、熱いうち、あるいは暖かいうちに食べるのが良く、冷めるとおいしくありません。
寒い日は、日本酒の熱かんに鍋料理の後、「おじや」か「雑炊」が最高ですね。

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