明治時代に決まった20歳を成年年齢にするという日本の法律が、時代と世界の潮流にあわなくなって、日本もこの4月から18歳です。1948年に公布・施行の祝日法により制定された成人の日は1999年まで、毎年1月15日でした。
新成人が一堂に会して行う成人式の発祥は、元服の儀を新年最初の満月に行う風習があり、それに由来しているためだとのことです。
成年の年齢が18歳となって、1月に18歳で成人式を行うには進学や就職などの決定時期と重なり、負担を増やさないためだと言うならば、いっそ新年度の初め、お目出度い時期の4月か5月の連休に加えて「成人の日」を移してはどうかと思うのです。
江戸時代、男子は15歳の元服で前髪をそって大人の仲間入りをし、女子は14歳前後から島田を結い、成人を祝ったそうで、成人年齢が引き下げられたからと言って、成人式は18歳にこだわらず、19歳でも20歳でもよく、現代の都合を考慮して「成人の日」を定めれば良いと思います。
成人の日は、国民の祝日に関する法律第2条によれば「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」ことを趣旨としています。この日には、各市町村で新成人を招いて成人式が行われていて、帰省しやすい時期などを考慮して行われる地方も多いのです。

4