正月飾りを片づける日までを「松の内」といい、地域によって異なりますが、関東では1月7日、関西では1月15日までと言われています。
きょうは正月飾りの鏡餅を下ろして食べる鏡開きの日で、11日間飾られていた鏡餅は乾燥しているので、刃物を使わないで手や木槌で割り、家族の無病息災の願いを込めて食べます。
大相撲初場所もきょう3日目で、注目されるのは横綱・照ノ富士の連続優勝なるか、誰が横綱を倒すか、このところ毎場所テレビの前で観戦しています。
大相撲の番付において、前頭以上の地位にある力士たちを「幕内」と呼び、江戸時代に将軍が相撲を上覧した時、一部の上級力士だけが同じ幕の中に入るのを許されていて、この習わしに由来し、前頭から小結、関脇、大関、横綱までの関取を「幕内」と呼ぶようになったとか。
名前の由来、幕内と呼ぶ幔幕(まんまく)は、日本で古くから行楽や宴会の周辺など、祝い事で使う紅白の幕を張って行ないます。最近では選挙の次期になると、事務所の周辺を囲っているのを見かけます。
大相撲のテレビ番組は、「幕内」の相撲に至るまでにBS放送で見ることができます。現在の幕内の定員は42名で、それまでに序の口 ( ? 名 )、序二段、三段目(200名)、幕下(120名)、十両(28名)がいて、心技体に優れた力士だけが幕内に到達できる地位です。
幕内の力士は平均年収が約2千万円(横綱約3500万円・大関約2900万円・関脇・小結が約2100万円・前頭約1700万円)だと言い、他のプロスポーツ選手より高くはありませんが、これも日本の伝統文化なのでしょう。

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