今の季節は日本海から吹く冷たい風に乗って、北陸地域などで車の立ち往生が発生し、大雪による被害がでて、雪かきの作業中に、屋根からの転落や雪に埋もれるといった事故が相次ぎ、ニュースで伝わって来ました。
この地方(岡崎市)は好天が続いて天気予報は「晴れ」最高気温は13度、最低は3度で、昼中に少し体を動かせば汗ばむほどの陽気になることでしょう。
子どもの頃は、1年1〜2回、2〜3センチの雪が降るのを楽しみにしていて、雪だるまを作ったり、雪合戦をしたりして、珍しい雪を十分満喫したものです。
しかし、テレビの映像では『いくら雪かきをしてもすぐに元へ戻ってしまう』と、積もった雪を前にして、諦めともとれる「ボヤキの映像」が流れていました。
私が住む地域では、わずか2〜3センチ積もった雪でも、スリップ事故や交通機関の乱れなど、混乱する様子を目にすることがあり、雪と共に暮らす北の国の人々にはどのように見えているのでしょう。雪の少ないこの地域に暮す人には、想像もつかない苦労があると思います。
雪の多いところで暮す人々にとっては、せっかく降る雪を上手に生活に取り入れて、秋に収穫した野菜を土の中に穴を掘って入れ、ワラなどを上にかぶせ雪の下で保存する天然の冷蔵庫や、雪の室で熟成させて夏場に出荷する雪中酒など、雪とともに生きる人々の知恵と工夫があるようです。
コロナで外出を自粛しているなら、今一度、豪雪の地方で暮す人々の様子を、興味深く見つめて学ぼうではありませんか。

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