旧暦の10月の古い呼び名は神無月(かんなづき)といい、今年の場合は11月15日(日)〜12月14日(月)が神無月です。この頃に出雲大社へ全国の神様が集まり、人々の縁結びの相談をするとされ、出雲(島根県)では神在月(かみありづき) といわれ、出雲大社や佐陀神社で祭りが行われます。
きょう11月5日は、「いい(11)ご(5)えん」(いいご縁)の語呂合せから、「縁結びの日」としての記念日です。
「ご縁」といえば、結婚する場合によく使われますが、商売の取引や求人・就職など、人と人とが初めて知り合う場合によく使われます。
「ご縁」という言葉は縁起に由来していて、例えば、「あの人には何かとご縁がありまして」「これもご縁ですねぇ」など、実は不可思議なことに、二度と巡り遇うことがないほどの機会に感謝の気持ちが起こり、本来ならば「縁」だけで十分ですが、「縁」を尊ぶために「ご」という敬語を付けて「ご縁」と言っています。
再就職の支援を長く行って求職者へ積極的に「人脈をつくる、使う、広げる」と話してきたものです。しかし、頑張って人脈を作ろうにも苦手でダメな人も多くいました。
人とのつながりが全てではなく、必要な時に必要な人に出会うこともあり、おおらかな気持ちで「出会った人を、大切にしていれば、ご縁で結ばれることもあります」とも話してきました。
再就職に失敗した人へは、「努力したのだから、誰が悪いわけでもなく、ただ縁がなかっただけ、本当に「縁」のある職場なら、この先いつかは結ばれる」とも・・・・・。
ご縁の背景にあるものに目を向け、現在自分に授かっている「縁」に感謝することを忘れないようにしなければ・・・・。

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