最近、コロナウイルス感染の心配もあって理髪店が遠のき、一般の女性ほどではありませんが、私にしては長い髪になりました。
髪は、1カ月で約1センチ、1年で約12センチ伸び、約5年間伸び続けての寿命で、通常は一度にまとめて抜けることはなく生え替わるようです。壮年性脱毛は、ヘアサイクルの成長期が徐々に短くなっても、毛根の数は変わらないため、髪の本数は変わらないといいます。
一方、爪が伸びるのは人のお世話になりませんから自分で切ります。近ごろ、切る度に時期が早まるようです。気のせいかもしれませんが・・・・。
「人の細胞は60兆個もあると言われ、肌や骨も、血液も内臓も、『細胞が日々少しずつ入れ替わっている』といいます。特に、腸の中の上皮は数日で、肌は約1カ月、血液は約4カ月、骨は約5カ月で、徐々に新しい細胞に入れ替わっていくといわれています。
見方を変えれば、何年かの周期で、新しい自分に生まれ変わるということです。ところが分っていても、普段は自分が変化しているとは感じませんし、むしろ変わりたくないと思っています。
年齢を重ね化粧をするのも、若いときの自分のままでいたい、変わりたくないという意識がはたらいているのでは・・・。
人の体は自然に変化しているのですが、体の変化に対して心の持ち方は必ずしも自然ではなく、むしろ逆らって生きているように思うのです。いや、逆らわないと老いてしまいそうな気がするのです。
それでも、自然の成り行きには勝てず、年齢と伴に変えざるを得ないことが数多くあります。どの部分で妥協するかは人によりますが、前頭部や頭頂部の髪が短く細くなっても、せめて気持ちだけは「青春のままで!」いたいと・・・・。

4