昨日、定期検診に医院へ行くと、待合室に患者が驚くほど少ないのです。先回の時は患者が多く1時間ほど待たされたので、受付で聞いてみました。「新型コロナウイルスのニュースを聞いて、外出を控えているのでしょう」とのことでした。
医師に感染予防について話を聞けば、「飛沫(ひまつ)感染を防ぐ方法の一つとして、マスクの着用が挙げられ、さまざまな感染に対する予防法としてマスクの着用だけでは不十分で、日常から手洗いやうがいなどもしっかりやっていれば恐れることはない」とのことでした。
最近の医師は、「患者の体に触らない」「パソコンの映像ばかり見ていて患者の目を見ない」と、中高年の患者から、「もの足りなく寂しい」などの記事を読むことがありますが、昨日の医師は、血圧、体重の測定中もシッカリ目を見て話しかけて来ました。
ただし、サルはいけません。サルに限らずイノシシなどの動物は、一般的に通常 知らない相手との接触を避け、目を合わせてはいけません。目を合わせないのは「アナタには興味がありません、闘うつもりはありません」という意志の表示で、「ガン つける」のは危険です。
再就職の面接指導を行っていた頃、自己肯定感が低いと自信が持てなく、相手の目を見て話すのが苦手な人がいました。「まずは自分を肯定できるように、自分の強みを知ることです。相手の目を見て話すことに抵抗感がなくなります」と、目を見て話す訓練を薦めてきました。
大相撲の土俵中央で両力士が呼吸を合わせるのを目的に、相手の目をみて にらみ合い、立ち上がる瞬間に目が離れれば負けます。剣道など武道は逆に、「はずす」 「虚をつく」ことで攻撃することを目的に目をはずして闘うことがあります。
選挙運動の期間中、候補者が1人1人握手を求めて近づいて来るときがあります。すると、どうでしょう、視線は次の握手先を探して目が泳いでいることに気が付きませんか。仕方のないこととは思いますが、有権者がいることを無視する先生に、なりはしないでしょうか。
目を見る話、目からウロコが・・・でませんよネ・・・。
写真:横綱・稀勢の里 (インターネットから借用)

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