昨日、毎年のように冬の間だけ家族を離れ施設(今回は介護老人保険施設)へ入居する私の姉を訪ねてきました。
老人施設だけあって、面会に訪れる人には当然ですがインフルエンザの予防で、手洗い(消毒)、マスクは必着、入室の際は住所、氏名、関係を記入して入ります。
施設は岡崎市内にあり、居室数94床で短期入所やデイケアの利用が可能です。山や川に囲まれた四季折々の空気を感じられる環境の良い位置にあり、介護が充実した利用施設です。
私が訪ねると、集団体操の途中でしたが、介護士の気配りで会話できるよう手配してくださり、91歳の姉は、要介護2ですが、器具を用いて歩行が可能で、面会できる場所まで歩いて来ました。
姉の暮らし向きは順調の様子で、顔色も良く、食べ物を訪ねると「食は健康の源」といい、「食は心と体を作るから」と、元気なコツをまた教えられました。
父が豊橋市花田町稲葉で「和菓子・廣田屋」を経営し、繁盛していたころ、姉は豊橋の高等女学校へ通い、戦争が激しくなった頃、学徒の動員で豊川海軍の工場へ働きに出ていたそうです。その頃の姉は、いつ空襲に出会うかもしれないと予期し、突然ではなく敗戦の予感が漂っていたとか・・・。
戦争をくぐり抜け、貴重な体験をして生き残り、活躍した人が減る中で、施設に入ってはいるものの、私の方が激励されるとは、思いも寄らない訪問でした。

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