荒れ放題だった山へ入り、下刈りを始めて2年目になり、今のところは無事に作業が進んでいます。
毎年 全国では、北海道を除く11月15日からの2月15日(昨日)までは、狩猟が解禁され、ハンターたちにとっては待ちに待った狩猟期間なので、山に入って下刈りをするにも要注意です。
狩猟の時期が「冬」に定められているのは、冬は木から葉が落ち、草が枯れ、山野の見通しが良くなり、誤射の危険性が低いからです。里山で農作業をする人が減るという事情もあるようです。
また、イノシシの肉やシカの肉は通年 食べられますが、滋養に富んだ野生動物の肉は、寒い時期の料理にぴったりの食材で、脂肪が増えて肉の品質が良くなるためという事もあるようです。
野生動物の農林被害が深刻化しているため、特定の鳥獣のみ狩猟期間を延長する「第二種特定鳥獣管理計画」というものが各都道府県で策定されていて、愛知県の場合、野生イノシシの狩猟期間の延長は、2020年3月15日(日曜日)までで、山に入って木々の間の下刈りをするには、この日までは細心の注意が必要です。
奥深い山へは、赤色のチョッキと、赤色の帽子を被り、携帯ラジオの音量を最大にして、人がいることを知らして入ります。携帯電話、ナタ、手ノコギリ、チェンソー、燃料など、道具を持って、裾野まで軽トラックで行き、傾斜面を歩いて登ります。
下刈りした木々は太さによって切り分け、直径5センチ以上のものとそれ以下の枝に別けて、太い木は割木にし、枝葉は1メートルほどの長さにそろえて積み重ねて置きます。
クヌギ、コナラ、クリなどの木は、シイタケ菌を打つ原木として90センチほどに切って使用しています。
暖かくなって「マムシの出現で危険」の前までは、山仕事を続けようと思っています。

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