18日午前10時半すぎ、京都市伏見区のアニメを作る会社での放火殺人事件、容疑者がガソリン入りの携行缶を持って訪れ放火し、34人が死亡、34人が重軽傷を負った事件でした。
アメリカで銃乱射があって、多数の死傷者がでる事件のように、銃でなくてもこれほどの死傷者が日本でも起きるのかと思うと、ガソリン入りの携行缶に注目が集まりそうです。
平成10年(1998年)、消防法改正でガソリンを自動車や自動二輪車、原付へ自分で給油できます。最近では予備のガソリンを持って遠出する、あるいは日曜大工などでガソリンや混合燃料を使う機会も増えてきて便利です。
予備燃料を携行しておきたいと思う人も多いようですが、どんな容器でも良いという訳ではなく、規格を守ったガソリン携行缶に入れなくてはなりません。
あまり知られていないのがセルフスタンドへ携行缶を持って行き、一般の人が自ら携行缶へ給油する事は消防法で禁止されています。したがって、携行缶へ給油する場合はフルサービスのスタンドへ行き、必ず店員に入れてもらわなければなりません。
私も草を刈り取る刈払機や、樹木を切り倒す目的でチェンソーへ給油するために、携行缶を2つ持っていて、JAが運営するガソリンスタンドの店員に給油してもらいます。保管は風通しの良い、日の当たらない場所に置き、半年以内に使い切るようにしています。
平成25年(2013年)京都市福知山の花火会場で起きた爆発事故は、一人の間違った携行缶の使い方をした事で、気化したガソリンに引火し、死者まで発生した大惨事となりました。
この携行缶が、今度の放火事件のように、銃を乱射した事件のように、大惨事を引き起こす道具となったことに驚きと恐怖を感じたしだいです。
ガソリンの携行缶 : 写真はインターネットから借用

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