7月9日、日本人の祖先による3万年以上前の航海を再現するため、大陸と地続きだった台湾から、丸木舟でカイをこいで流れの速い黒潮を乗りこえ、直線で約200キロある与那国島への航海に成功したとニュースが流れました。
3万年も前、アジア大陸と地続きだった台湾から、人々が困難な冒険をしてまで日本に渡ってきたのかは謎のままですが、この実験から日本人と大陸の人たちとのルーツが、どうやら同じ集団だったことが証明されたのでは・・・・。
一方、惑星探査機「はやぶさ2」が7月11日、小惑星リュウグウへの2回目の着陸を成功させ、太陽系が生まれた46億年前の姿を残すとされる小惑星が、太陽などの影響を受けていない地下の物質の採取に成功したというニュースも流れました。
「はやぶさ2」は、2014年に種子島宇宙センターで大型ロケットの発射場から打ち上げられ、2018年9月に小惑星リュウグウの地表写真と探査機が着陸・移動・写真撮影に世界で初めて成功し、今回2回目着陸でした。
そして、今年11月〜12月に、地球へ向け復路航行開始予定で、2020年12月頃、地球へ帰還する予定だといいます。
今から50年前、1969年7月にアポロ11号のニール・アームストロング船長が人類初の月面着陸をしました。地球を飛び立ち、宇宙の神秘に触れた宇宙飛行士の映像は、36カ国へ衛星中継され、推計3億人もが船長らの月面活動を見守ったものです。
私たちが住む地球の誕生したルーツを探るためにも、月や惑星の探査は、世界中の人々が興味を示します。ルーツを辿ることは、自分たちの循環を知ることで、長い時間を必要としますが、ルーツが明らかになると、新しい夢の世界が広がり、さらに科学や技術の進歩・発展がしそうです。

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