春の統一選挙で、愛知県議会の議員選挙は4月7日に投票が行われる予定で、4年前の選挙の投票率は38.5%の投票率であり、大多数の有権者は当選が見込まれる候補者(基本的には現職)を支持していると考えるべきでしょう。
例えば、北朝鮮で今月10日、最高人民会議の代議員 選挙が実施されました。投票率は99.99%で、687人が当選したと報じられていました。外形的には高い投票率の選挙が行われていても、選挙はすべての有権者に投票が義務付けられ、候補者を選ぶことはできなく、いかなる反対票も前例がないとか・・・・。
北朝鮮の選挙というのは、自分の主義主張に基づく政策を掲げる立候補者はいなく、政権に反対する政策を訴える者がいても、妨害されている選挙としか思えません。
それに比べれば、愛知県の議会選挙は民主主義が高度に発達した結果であり、投票率が低いのは良い現象なのかもしれません。
議員報酬の低さで、地方の議員になり手不足が深刻な地域もあるとか。住民に納得してもらうような議会改革を進めながら、報酬の増額も考慮すべきでしょう。それらの地域では報酬が低くなるほど無投票になりやすい傾向があるといいます。
いかなる選挙であれ、政治家になろうという人なら、自身の政治信念や政策、思いを自らの声で有権者に届け、熱意や気持ちを訴える必要があります。そのためには、街頭演説をくり広げ、個人演説会を企画し、支持者の掘り起こしに全力を尽くすべきです。
時にはヤジを飛ばされるなかで、反対意見にも耳を傾け、公約を実行していく、そう言う候補者に一票を投じたいと思います。
葵桜(河津桜) 岡崎市乙川河畔にて 2019.3.8撮影

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