3月と聞くと、陰暦の弥生の季節、3日は「ひな祭り」、やがて春の選抜高校野球も始まり、いよいよ本格的な春の訪れです。
「暑さ、寒さも彼岸まで」といいますが、今年のこの地方の冬は例年に比較して暖かかでした。上旬にはジャガイモの植え付け準備、サツマイモの苗床の支度、果樹の接ぎ木、植え替えが始まり、何かと忙しなくなります。
先日も、比較的運搬しやすい山からシイタケの原木を切って出し、自宅の裏庭で何本か菌を植え付けました。
シイタケ栽培は過去にも経験があり、採れたてをバター焼きにして食べる、またはシチューなどにするのもおいしい食べ方です。
原木からの栽培は難しそうに思う人がいますが、直射日光があたらない日陰が栽培に向いているので、我が家は裏庭の高木が並んでいる適度に涼しくて薄暗い場所に置きます。特別な環境を作らなくても原木を置いておけば自然に芽を出してきます。
この時期は菌を植え付ける最も良い季節で、3月の終りまでには植え付けを終えなければなりません。
菌といえば、愛知・岐阜の地方で「豚コレラ菌」の発生で、対策に追われたニュースが流れましたが、シイタケも、原木の菌を植え付けた場所から芽を出すのではありません。思わぬ場所から生えてきて驚き、自然の力を見せつけます。毎年この時期か、秋の季節の変わり目にシイタケの収穫ができます。
春は日々の寒暖差や、低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わる気圧変動が大きい季節です。寒暖差に対応するため自律神経が働き、私たちの体はエネルギー消費が増え、疲れやだるさを感じやすくなります。自律神経は自分の意思でコントロールできずに、ちょっとしたストレスでもバランスが乱れてしまいます。体調の管理も大切な季節です。

4