NHK大河ドラマの「いだてん」に“足袋職人”で出演中の役者が、コカインを使用していて“足がついた”とは・・・。逮捕された瀧容疑者は、世田谷区の自宅を家宅捜査され、尿検査の結果が陽性反応だったようです。
コカインはコカの葉から精製される麻薬の一種で、眠らなくても 食わなくても平気で、疲労を忘れ、依存性が高く、幻覚症状を起こすこともあり、大量に摂取すると死亡することもあるといいます。近頃では睡眠薬と精神薬を混ぜ合わした新たなドラッグ(合成コカイン)が出回っているようです。
私が小学生のころ、作業の効率を高めるために、ケン怠感や眠気を取り除く薬として市販されていた「ヒロポン錠(実は覚せい剤)」というのがありました。戦争が終わり日本では大量のストックが市場へ流れ出し、中毒による障がい者が推定で二百万人もいると言われていました。
「シンナー」「ヘロイン」「脱法ハーブ」「危険ドラッグ」「粉末 麻薬」「LSD」などを使用して、悲惨な事件を起こすニュースを知る度に「危険と認識する薬物へ手を出さない」という教育・指導の必要性を感じます。
麻薬の中でも「覚せい剤」などは、精神と肉体のどちらにも作用し、危険な薬です。使用すると、自分らしさを失い性格が壊れて、社会への適応ができなくなるといいます。
コカインを扱う組織、つまり法律を犯して裏社会で生きている人も、矛盾しているようですが法に守られて生きています。法は普通に暮らして生きている人に安全と安心をもたらすために作られていますが、裏社会で生きている人も安全と安心の対象なのです。
つまり、私たちは常に正しく清く生きているつもりでも、矛盾しているような社会に身をさらして暮らしています。決して手を染めてはなりません。しかし、直ぐ近くにいることも忘れてはなりません。
法を犯せば足は直ぐつきます。“浮足立たずに、地に足をつけて”暮らすべきです。

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