きょうは、冬と春を分ける節目の「節分)」で、明日は立春です。季語で「春隣(はるとなり)」という言葉がありますが、春が直ぐそこまで来ているといっても、暦(こよみ)の上のことで、ポカポカの陽気もあれば、寒波の日もあり、入り交じっているのが「春隣」のようです。
北米では北極の氷が融けて気流の変化で流れ込み氷点下53.9度を、一方、オーストラリアでは熱波に襲われ最高気温が46.6度を記録したようで、激しさを増す異常気象です。
節分は「鬼は外!」と言って、豆をまいて家の中や周囲から厄介なインフルエンザ・ウイルスを退治したいのですが、そう簡単ではなさそうで、手洗い・うがいが欠かせません。
豆は生の豆をまくと芽が出るので炒ってから行い、1年の厄除けを願いながらまき、終わったらその豆を年齢の数より1個多く食べることでマメになるといいます。
豆まきで家のなかを清めたあとに、福を呼び込むために「恵方巻き」を食べるのがおすすめだとか・・・・。恵方巻きは七福神にちなんで具は7種類入れるのが基本で、かんぴょう、しいたけ、きゅうり、エビ、でんぶ、マグロ、玉子焼きなどです。
食べる時間帯は、これといった決まりはなく、基本的には夜だといわれていて、今年の恵方は東北東で、今夜は ”残さず” 恵方巻きでしょうか・・・・。
節分が過ぎると、春は目をつぶって静かに眠っている間に、ゆっくりゆっくりと近づいて来ます。そして、夏も冬も駆け足で迫ってきて、季節の移ろいに豊かさを感じる暮らしにしたいものです。

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