第100回を迎える夏の甲子園をかけた高校野球の地方大会が始まり、愛知は東西に分け、代表校2校となる記念大会となり、開会式は6月30日に全校集まって、名古屋のパロマ瑞穂球場で行われます。
土と芝生の匂いが立ち上る岡崎市の市民球場で7月26日に東愛知の決勝が、27日に西愛知の決勝が行われる予定です。真夏の汗まみれプレーが始まるとなれば、ジーッとしておれないファンもいることでしょう。
東愛知は豊川、愛産大三河、豊田工、桜丘、西愛知は東邦、愛工大名電、西春、享栄、永徳など、底力のある高校がそろっていて、激しい戦いが予想されます。
甲子園では、試合の後で選手が球場の土を拾って持ち帰る姿をテレビで見ますが、あの土は、日本各地の複数の場所と中国から輸入した土砂をブレンドして作ったものだそうです。
ボールの跳ね具合が、早すぎず遅すぎない自然の状態で、雨が多い春の大会は砂が多めで、夏の大会はボールが見やすいように黒い土を多く配合しているとか、原則持ち帰りは禁止のようですが、何十年も前から選手の持ち帰りが行われ、一種の風物詩となっていて、今さら何を・・・のようです。
一方、学校や指導者の方針によっては、次回も来るということから、持ち帰らないチームもあるようです。
また、地方大会で優勝したチームが地方の球場の土を甲子園球場でまくこともあるようですが、テレビで見ることはありません。
いずれにしても、甲子園球場の土を踏むことは、大変な努力と運が必要です。高校野球の聖地のような場所であり、力いっぱい活躍を祈りたいものです。そして、選手が土を持ち帰りたくなる気持ちも理解できます。

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