年の瀬が近づくと取引先、職場、仲間などの酒席が増える時季です。下戸の人はともかく、いける口は気がつかないまま酒量が増え、二日酔いなど反省することもあると思います。
健全な飲酒を心がけているつもりでも、ブレーキの利かない車に乗ってしまったように、コントロールができないこともあり、「酒は百薬の長」から脱線してしまうこともしばしば・・・・・。
一人飲む酒は「ほろ酔い気分」で止めることができ、食欲が増進する効果、ストレスを和らげる効果がありそうですが、これらはあくまで適量を守り、適切に飲酒した場合です。
相手がいれば人間の関係をスムーズにする効果などが挙げられます。ただし、ついつい勧められて飲めば、飲まれてしまいそうになることも・・・・。
宴会などで、腹を割って話ができたという経験を持つ人は多いと思います。人は、酒を飲むことで、気持ちの抑制が取れて緊張がほぐれ、普段よりも陽気で快活な性格になり、会話が弾むようになる場合が多いのです。
ここで酒席のマナーを一つ。酒席ではスマホをテーブルの上に置かないようにしましょう。カバンに入れるか見えないポケットに入れておきましょう。電話がかかったときは、それとなく席を離れてするように・・・。(この意味、お分かり?)
会が盛り上がらなければと、しゃべりまくるのは逆効果です。目上の人に「・・・について教えてください」という姿勢で聞き役に回ることです。
まして、相手が話しているときに割り込むとか、あるいはスマホの画面を見ながら話を聞くなどもってのほか・・・。
また、酒席を一度断ってしまうと「もう二度と誘わないよ!」なんていう人も実は多くいるものです。断り方の上手・下手が人間の関係を左右する場合がありますので注意しましょう。
「酒は百薬の長」の場合もあれば「酒は百役の調」の場合もあります。

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