エアバッグ製造大手の「タカタ」が民事再生法の申請に追い込まれたというニュースが流れ、安全を保つための装置を作る会社が、まさか・・・。
衝突してこの装置が開く瞬間に金属片が飛び散り、ドライバーを死傷させる欠陥が発覚して、最初のリコールから9年が過ぎ、対応が後手に回り、負債総額は1兆円をはるかにこえたと報道していました。
エアバックは世界14カ国で特許を得ているそうで、各国は人の生命を守ることに、いかに心を砕いていたかが分かります。
いくら自動運転装置が開発されても、いざ衝突した場合、この装置は欠かせません。運転者や同乗者保護システムの一つで、あくまでシートベルトの着装を前提とした上でないとその効果は発揮されません。
そしてシートベルトをしていれば全てが安全かといえば、それでも何となく不安です。
つまり、自動車が衝突しなければ良いのです。もっと言えば、衝突するような車に乗らなければ良いのです。
毎年、数多くの自動車が販売されますが、デザイン・価格・燃費・走行性能などを優先して選ぶようですが、最も重要なのは、車に乗ってからの安全性です。あらかじめ車が衝突することを回避してくれるような機能を装備した「ぶつからない車」を選ぶべきです。
安全な車の情報を利用者に提供するとともに、自動車メーカーは安全な車の開発に努力し、実際に交通事故の死傷者を減らすことが大切です。
安全装備は、ステレオカメラを利用した検知センサーなど衝突回避支援装置「カメラ・ブレーキサポート」を付けていること、「誤発進抑制機能」「車線逸脱警報機能」「ふらつき警報機能」「先行車発進お知らせ機能」などを装置した自動車となるのでは・・・・。
そうすれば、交通死亡事故も減少しそうです。
写真: 名古屋城内 愛知県体育館前にて 2017.6.28撮影

4