NHKが現在放送中の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」は、朝の出勤途中で見ることはできませんが、日曜日に放送される大河ドラマ「真田丸」は、BSで夕方6時から、総合で8時からで、どちらかで欠かさず見ています。
歴代のNHK大河ドラマで、私の印象が深くて思い出すのが「赤穂浪士・長谷川一夫主演」(昭和39年)、「独眼流正宗・渡辺謙主演」(昭和62年)、「篤姫・宮崎あおい主演」(平成20年)でしょうか・・・・。
多くの作品は、戦国時代から江戸時代、そして明治へと日本が移り行く時代を背景にそれぞれの人生を描いています。歴史が好きな人には史実と違っていると一言述べたい人もいるでしょうが、「史実」と思っていたことが、のちの世の創作だったこともあるようです。
大河ドラマは、あくまでも創作のドラマで、NHKは歴史の好きな人に放送が終ると同時に遺跡などを写真で紹介する気の使いようです。
先日の「真田丸」における関ケ原の戦いも1分たらずで表現され、のちの資料からも関ケ原の戦いに参戦した武将でさえ、1日で終わるとは思っていなかったと、記録にあるようです。
そして次に印象深かったのは「いのち・三田佳子主演」(昭和61年)で、「大河ドラマ」としては最も新しい時代を描いた作品でした。
妻、母、嫁としての葛藤を抱えながら、戦後40年を医療に情熱を燃やす女医の生きざまを描いていました。高度成長期の農村、集団就職、石油危機など、その時代を知っているだけに感動が大きかったように思います。
ドラマは史実に忠実でない面白さと、創作であったものが史実に近くなる面白さとが感じられ、NHKの歴史ドラマは今後も続くのでしょうが、出演する俳優の顔ぶれにも大変興味が沸きます。
絵:インターネットから借用

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