昨日早朝、「たら・れば」のブログを書き込むとき、NHKラジオ深夜便の途中で「・・・相模原市で刃物を持った男が施設に押し入り、9人の心肺停止状態が出た模様・・・・」とニュースが流れました。
瞬間、日本でもISによるテロ?と思ったのでした。その後、次々と事件の内容がニュースで伝わり「夜間に障がい者施設で、入所者が刺されて19人が死亡、26人が負傷し、26歳の元施設職員が逮捕された」とのことでした。深夜でもあり無防備、無抵抗だったでしょう、あまりに残忍で冷酷なことのほかありません。
国内での大量殺人では、2001年の池田小学校へ男が乱入8人の犠牲者が、そして2008年の秋葉原の路上で7人の犠牲者、昨年熊谷市の住宅3軒へペルー人が押し入り6人の犠牲者が出た事件を思い出しました。
容疑者は2月に犯行をほのめかす手紙を書き、衆議院議長公邸に出向き、警備する警察官へ渡し、神奈川県警津久井署へ写しを送っていたと言います。まとまりのない内容で無視したのか、それとも施設は人の出入りが自由で侵入者など想定外だったのか、反省が求められます。
利用者の目的が異なりますが、私も週2日、名古屋市の福祉施設へ就労相談に出掛け、警備の状況を気にすることがあります。専門の警備会社と契約し、人の出入りには防犯カメラで全て監視がなされています。
また、集団生活が行われていることから、定期的に防災訓練が実施され、私も避難誘導に従って避難し、消火訓練も行っています。
今回の事件、動機については、今後調べが進むでしょうが、容疑者の言い分のだけを うのみにすることもできないでしょう。捜査や精神鑑定を通じて事件に至る経緯を解きほぐして欲しいと思います。
また、事件を受け、施設の運営上の課題を十分に点検し、再発防止策を実施してほしいと思います。

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