高等学校野球選手権大会(甲子園)愛知大会準決勝が、きょう岡崎市民球場で行われます。昨夏の愛知大会優勝、中京大中京高校は23日4回戦で愛工大名電高校に負け、連続優勝はなりませんでした。 きょうの第1試合は、 西尾東高校 対 愛工大名電高校、 第2試合 東邦高校 対 栄徳高校で、 決勝はあす30日(土)12時30分から同じ岡崎市民球場で予定されています。
ところで、あす7月30日は、和歌山県みなべ町の東農園が制定した「梅干しの日」で、「梅干しを食べると難が去る」と昔から言われてきたそうです。
梅には「神様」がいるといわれ、堅い種子を割ると出てくる核を「仁」とよび、梅をこよなく愛し、梅を詠んだ短歌で知られる学問の神様、菅原道真公にちなみ「天ジン様」とも呼ばれています。
「生の青梅を食べてはいけない」「天神様がいるので種を食べてはいけない」と、先人は安全な食べ物となるよう、梅干しや梅酒などに漬けることで経験的に安全を身につけ、戒め、健康食品として伝えてきたのです。
塩漬けした梅を、夏の盛りを迎える頃には土用干しにします。手間暇かけてこそ、健康食品としての梅干しができあがり、一家の健康を守る「神様」が食卓に現れるのです。
梅干しを完成させるには熟成と保存をするための必須条件が「土用干し」ですが、手間と暇がかかる産物です。
塩分を梅の中に取り込んで保存性を確保した後、周りの梅酢を引き離し、果肉の中で成分の相互作用を促します。表皮の強化と適度な水分の補給を促し、カビなどを防ぐためには土用干しが必須なのです。
あすは土用うしの日、うなぎと梅干しは昔から「一緒に食べると体に良くない」とされている食材の組み合わせでしたが、実は「うなぎと梅干し」の食べ合わせは、栄養的・医学的にまったく問題はなく、むしろ理にかなった相性の良い組み合わせだそうです。
うなぎに多く含まれるビタミンB1と、梅干しに多く含まれるクエン酸は、いずれも疲労回復に効果的な栄養素のひとつ,梅干しの酸味が胃酸の分泌を促し、うなぎの脂分の消化を助けるので、消化不良や食後の胃もたれを軽減してくれます。梅干も食べましょう。

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