民放テレビ「開運なんでも鑑定団」を見ていると、谷文晁(日本画)、円山応挙(日本画)、草間弥生(現代美術)、唐三彩(陶磁器)、狩野探幽(日本画)、野々村仁清(陶磁器)、伊東深水(日本画)伊藤若冲(日本画)の偽物(贋作)が現れることがあります。
現存する美術館でも、贋作にひっかかることがあるといいますから、素人のコレクターが失敗しちゃったなんてことは日常茶飯事のようです。
上野の東京都美術館の「生誕300年 若冲展」が昨日(5月24日)閉幕したようです。44万人が訪れたとインターネットで報告していました。ずいぶん長い時間並んで待った人が多かったようです。世界文化遺産への登録勧告があったばかりの国立西洋美術館ではなく・・・・。
偽物といえば、ノンアルコールビール。ビール製造と同様に麦芽を糖化させホップを加えて煮込んだ麦汁をベースに、酵母菌は入れず不純物を取り除いて炭酸やその他の成分を加えた飲み物で、ビールの偽物ではないかと・・・・?
一般的に美術品や工芸品は贋作といい、書物の場合は偽書きで、偽造紙幣や偽造貨幣などは、贋作とは呼ばず模造品と呼びます。はたしてノンアルコールは模造品(イミテーション)と呼ぶ?・・・・・。
コラーゲン入りも出回っていて女性に人気だというのですが、酒を飲んでいる雰囲気に酔えるかもしれませんが、何ともやるせない飲み物には違いありません。
スーパーやコンビニエンスストアでは、子どもが購入しにくいように酒コーナーに陳列してあり、大人の飲み物と考えるのが常識でしょう・・・・・。
飲酒運転撲滅から、ノンアルコールビールを飲んで運転する人もいるようですが、運転して「飲む席へは出ない」あるいは、酒の席では「お茶やジュース」にするなど、同席者が心配しますし、たとえ偽物でも「ビール」と名の付くものは飲むべきではないかと・・・・。

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