昨日からの新聞は、サミットに参加した後の、オバマ大統領が広島を訪問する記事があり、大統領の存在感が目立ちます。
ところで、新聞で「学生の新聞ばなれ」について述べた記事を見ました。最近の新聞について私なりの考え方を述べます。
近頃、ジックリと新聞を読むことが少なくなって、もっぱら詳しい内容はインターネットによるところが多くなりました。
新聞には大量の情報が広い紙面に掲載されていて、何が一番重きを置いて伝えようとしているか判断できます。ネットなら欲しい情報が欲しい時に手に入りますが、画面が小さく頭の中で素通りしてしまいます。
文章を理解しながら読み、主張している記事の当否を自らの判断で頭に残すことが必要で、そのためには新聞が欠かせません。
毎朝、ひととおり朝刊に目を通してから(見出しのみ)出勤します。近頃では夕刊の記事がダブって朝刊に掲載されることが多くなってきたのも気がかりです。
そして、全面広告のページも増えました。スポンサーを増やさなければ、現行価格が維持できないのかもしれません。
新聞は、報道の自由と称して政治家の発言を誇張し、時には都合よく解釈して掲載することや、パナマ文章のように、伝える必要があると思われる事件は掲載しないなど、読む側は心得ていなければなりません。
利益集団が日本国内で所得税を納めていたら、消費税のアップどころか、学生への奨学金も返さなくてよく、年金へもお金が回せたといいますから、詳しく知りたくもなります。
戦時中のように、戦地の苦戦を国民へ伝えないまま、戦意を高揚させる情報のみを掲載し続けた新聞でしたが、そのようであってはならないと思います。
中国や北朝鮮ほどではないと思いますが、私たちには真実を「知る権利がある」と、思うときがあります。

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