近く3人目の孫が生まれる予定で、何となく落ち着かない日々ですが、よく考えてみればうろたえることはないのです。「まごまごしないで早く世に出ておいで・・・・・」と言ってやりたいものです。
そうは言うものの、現在、国民の一人当たりの借金額は既に800万円余で、この調子で人口減の時代を迎えれば、その額はさらに増えそう・・・、『借金返済を丸投げされるのでは、そりゃ、この国に生まれるのをためらいますよ』と言われそうです。
2015年末の借金残高は、1087兆円余に膨れ上がるといいますから、一万円札で積み上げれば高さ1万キロメートルをこえるそうです。1万キロと言えば、東京からマルセイユ(フランス)、シチリア島(イタリア)、オタワ(カナダ)、シカゴやカンザス・シティ(米国)あたりまでの距離です。
これが、借金の話ですから常軌を逸した規模の額です。しかも、議題にはなりますが返す見込みもなく、貸す方もよく貸したものです。まさしく「びっくりポン」です。
そして、このところの気温の乱高下(らんこうげ)のように、株価の動きの激しいこと。昨年、東京株式市場で日経平均2万円をこえたと思いきや、2月には1万4000円台まで急降下するなど、ジェットコースター相場をつくり出しているのは、売買高で6割を占める海外勢だといいます。
短ければ数分、長くとも数日という単位で売買する投資家が、昨年10月末の日銀のサプライズ緩和を境に、短期売買で稼ぐ海外勢が日本市場へ続々と参入してきて、値動きはいっそう激しくなったといわれています。
彼らこそ投資ではなく投機、いや投棄を覚悟で行う、常軌を逸したやり方、「びっくりポン」ですね。

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