今年は暖冬でと・・・、12月まではそう思っていましたが、1昨日(20日)には名古屋でも雪が降りました。早朝、家の前の交差点で雪かきをするほど積もったのです。
「♪・雪やこんこん、バスもこんこん」で、やっと遅れて来たと思えば超満員です。いつも自家用車で通勤する人たちが、慣れていない雪道を運転するのは嫌ですから・・・・。
車内アナウンスでは「携帯電話の利用はご遠慮ください」と流れていても、隣の客は小声で「バスを降りたら歩いてでも行きます。今日中には着くと思いますので・・・」と、どうやら勤め先へ連絡している様子・・・・・。
いまだに、偉い人ほど会社に長い時間いたがる社風があれば、社員も行くしかないのでしょう。休むことへの背徳感は、どうやら戦後の高度成長期のなごり? それとも国民性でしょうか。少しは直したらよいと思うのですが・・・・・。
1年間に何日有給休暇を取ることができるか、知っている人が半分程だといいますから、有給休暇を取得することに罪悪感を持つ人が多くても仕方ないことかもしれません。管理職という職責のために、休暇中でも仕事が頭から離れない人が、数多くいるようです。
男性の4割が育児休暇を取るスウェーデンでは、経営陣の男性の取得率が最も高いとのことです。日本でも、出世するには育児休暇を取れるくらいの自己マネジメント力が必要になる日がくるかもしれないのです。
私は「♪田舎のバスは、オンボロ車・・・それでもお客さん・・・・」と、懐かしい歌を思い出し、雪の多い地方ではどうしているだろうと想像している間に目的地、電車の駅へ到着しました。

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