うどん屋へ入ると、使い捨ての割り箸を使うのが当たり前の時代が続きました。しかし、最近では、塗りの箸が置かれ、使い捨ての店は少なくなってきました。
世の中には、衛生面やコストなどの理由で、再利用はおろか再資源化も難しい物があります。例えば、紙オムツ、紙タオル、紙手拭き、マスク、など「洗わない」ことに価値がある商品もあります。
もともと、これらの商品は材料が紙ではなく布製品でした。箸と同じように洗って再利用していたものです。
ライター、カイロ、紙コップ、歯ブラシ、注射針、ボールペン、乾電池、ビニール傘など使い捨て商品は数多くあります。
これらの商品は大量に生産することでコストが下がり、利用する側でも人件費などのコスト削減に貢献してきました。
1991年(平成3年)再生資源利用促進法施行から四半世紀になります。その後、大量生産、大量消費、大量廃棄型の経済システムから循環型経済システムに移行するために、リデュース・リユース・リサイクルの法律が2001年(平成13年)にできました。
アメリカでは、宇宙開発でも再利用しようとスペースシャトルに続いて、衛星を打ち上げる際、分離した1段目ロケットをエンジン噴射しながら降下させ、陸地に戻し再利用しようとしています。
今週は着陸用の脚部の不具合で姿勢を保てず倒れてしまったようですが、想定した場所に降下でき、再利用が成功すると、打ち上げ費用は激減すること間違いなさそうです。
期限切れ食品を再利用しようと事件になることが時々ありますが、これらを除き、可能な限り分別・再利用を行おうではありませんか。

5