早朝草刈りは2日目で、日の出前2時間の勝負が続きます。猛暑の中、ツナギ服はビッショリと汗でぬれ、眼鏡は汚れ、まるでサウナの中にいる様な状況です。
この暑い時期というのに、来年3月の就職活動のスケジュールが大きく変わり、経済団体連合会の指針は、選考活動を卒業・修了年度の8月1日以降としたのです。
汗を拭いながら歩く黒いスーツ姿の若者の姿を見ると、かわいそうでなりません。企業は「クールビズで来るように」とか、「上着やネクタイは着用しないように」とか、案内状に書き込むべきだと思うのです。
ではなぜ、男女を問わずに学生たちは、黒スーツに身を包むのか考えてみました。まあ「無難」だと思っている学生がほとんどではないでしょうか。
総じて、まじめな同じタイプの人ばかり集まることになり、組織としてそれで良いのか少々疑問に思います。
上意下達はやりやすく、まとまりがあるように思いますが、東芝の組織的な利益水増しなど、社内の組織や役職に関係なく自由に意見を交わす企業風土がいまこそ求められていると思うのですが、大丈夫なのでしょうか。「物言えば唇寒し秋の風」の集団にならぬことが必要では・・・・・。
きょうは長崎に原爆が投下された日、11時02分、私は草刈りを終え、墓に供える「香花」を採りに山へ入っていました。上空を通るヘリの音に、嫌な音だと気にしつつ、戦後、両親が話していた「B29」を思い出しました。

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