年末の休暇が始まって直ぐ、何年ぶりか「風邪」の症状で寝込み、1昨日からやっと新年を迎えるためにせっせと準備を始めました。
仕事や家事を出来るだけ片付けて、気持ちを切り替えて迎えるのが新年です。生まれてこの方、ずっと持ち続けてきた節目の時とでも云いましょうか。
ところが、高度成長時代、大みそかにコンクリート打ちを終えてしまおうと張り切る建築会社があり、私が勤める生コン工場も、31日の朝から現場へ納入していたのですが、夕方までに終了せず、とうとう翌日(元旦)、東の空を見ると陽が昇りかけ、ようやく打ち終えた事がありました。
何をしても儲かる時代で、月給取りという「トリ」など馬鹿馬鹿しくてやっていられないと思う時もありました。
いっそ、宝くじでも買って「一攫千金」を狙おうと、何度か年末に買ってはみましたが、10枚買うと1枚当たる下1桁番号だけ、外れれば「今年が終わった」と、欲にけりが付き、すがすがしい気持ちで新しい年が迎えられると云うものでした。
そんな「年の瀬」を繰り返していたら、いつの間にか古希を過ぎていました。むかし中国では、何処でも「杖」を用いることが許されたそうです。しかし、そうは云っても・・・・・。
新しい年を迎えても、おそらく気持ちの切り替えることが難しいでありましょう、被災された人々が未だに数多くみえます。今年はさらに、御嶽山の噴火や広島の土砂災害などで多くの人が亡くなり、傷つきました。
来年こそは、災害や事故のない暮らしが出来るよう祈りつつ、新たな気持ちで正月を迎えたいものです。
今年も、お読み下さって有り難うございました。それでは、皆さんよいお年を・・・・。

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