今月29日は、土用丑の日で、この日にウナギを食べる習慣は、江戸時代、商売がうまく行かない鰻屋が、夏に売れない鰻を何とか売るために、平賀源内に相談したところ「丑の日にはウナギを」の宣伝文句を編み出し、その鰻屋は大変繁盛したのが始まりとか・・・・・・・・。
その後、他の鰻屋もそれを真似るようになり、土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着したといいます。夏の疲れを癒そうとする人々の心を巧く捉えた方法だったようです。今や、絶滅危惧種に指定され、私どもの舌にとって、ウナギの美味は「記憶遺産?」になろうとしています。
日本でバレンタインデーが定着し、菓子業界がお返しをする日を作って日を定め、ビスケットなど贈り物をするようになったのも、人々に受け入れられようとしています。
ポピュリズム(情緒や感情によって態度を決める大衆の支持を求め、大衆の基盤に立つ運動)そのものであり、人々が示す特殊な心理状態、群集の心理を利用した上手なやり方です。
集団的自衛権問題も、その場の空気がなせる技?それとも、憲法改正のハードルが高く、改正にまで群集心理が到達していないため、苦肉の策?では・・・・・・・。
群集心理は厄介なもので、その場の「空気」だとも云います。状況によっては乗らなければ損したような心理状態となり、「空気」が読めず、その場にふさわしくない状況だと追い出されそうにもなります。
今、東京国立博物館(東京都台東区・9月15日迄)で、中国歴代王朝の文物を展示する「台湾・台北の故宮博物院特別展」が活況を呈しているそうです。
海外での展示は初めてとあって連日長蛇の列ができ、一番人気の「翠玉白菜」を見るまでに2時間以上待つこともあるそうです。これも群集心理がなせる技?ではないでしょうか。
写真はいずれもインターネットから借用

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