小学校、中学校、高等学校等における入学式は、学校行事の中における学習活動として、毎年この時期に行われます。
アメリカでは、一般的に秋入学のようであり、就学年齢に達した人から通学するため、入学式を行わないとのことです。
入学式、入社式が行われるのも、毎年3月卒業という制度上の問題であり、授業に出席し、宿題をこなし、試験に通れば単位を取得でき卒業という欧米のシステムとは異なることから、日本独自の制度のようです。
私は、二人の子供の小・中・高の入学式に一度も出たことがありません。そこで、長男が入学する大学が愛知県内で式が開催されたので、本人には内緒で式場へ行ってみました。
大学の入学式、家族の参列は少なく母親らしき人ばかりでした。式場の最後尾で初めて子供の入学式に出たのです。緊張感の中で式典が執り行われたのですが、学内へ暖かく迎え入れようとする学校関係者の細かい心使いを感じることができ、安心して式の途中で抜け出て帰った記憶があります。
入学式といえば、一昨年、その前と二年連続で地元の私が卒業した小学校の入学式へ、町内会代表で来賓として招待を受け参列しました。
新しい生活が始まり夢膨らむ1年生、何かと知らないことが多く緊張している姿を見て、懐かしく思い出していました。この時期は桜が満開となる季節で、この地方では入学式と桜は切っても切れない思い出となります。
同じ年齢が入学し、良き友として仲間として、将来に向かって学業において互いに競い合うスタートとしての式典は日本の伝統文化であり、小・中・高では今後も大切に守り続けてほしいものです。

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