ダウンジャケットは、カモ、ガチョウ、アヒルなど、水鳥の羽根を詰め物にして作った防寒着を云いますが、10年以上前には何十万円もしていました。羽毛布団も随分高かった記憶があります。
近頃は低価格化が進み、ユニクロで出している「プレミアムダウン」シリーズでは、高品質を売りにし1万円を切る、破格の安さで毎年大ヒットしています。
ダウンの需要があまりにも多く、殺した鳥から羽毛を採取するのでは間に合わなく、EUでは禁止されているにもかかわらず効率よく生産するため、生きている鳥からむしりとり、羽根が生え揃ってきたらまた採取を繰り返していたそうです。
ヨーロッパでは動物虐待でダウン・ボイコット?の話もあったようです。しかし、他方、生きている羊から毛を刈って毛布やセーターを作って着ていますから虐待と云えますかどうか・・・・・。
1着のダウンジャケットには約70羽分の羽毛が使われるそうで、アタ高い?わけです。通勤電車に乗ると多くの人が着ていますが、暖房の温度を少し下げねば「もったいない」と思います。
今が冬の一番寒い時ですが、ダウンジャケットを着ていれば、保温性に加え、体から出る汗を放出する特徴があるため、極寒地での作業服などとして用いられ、下に着るものは薄着でも役目を果してくれます。
防寒用と云えば、ジャケットではありませんが、昨年モンベルの寝袋・シュラフを買いました。同じように保温性、放出性が優れていて、極寒でなければ寝袋内は薄着で過ごせます。
詰め物にダウンフェザーを使わないで、外見がダウンジャケットの様な商品も「ダウンジャケット」と呼んで販売されることもあるようで、厳密に云えば異なる商品であり、見極めて購入する必要があります。
早く、ダウンジャケットを着なくても済む暖かい春が来るよう、待ち遠しい毎日です。

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