センター試験が終わって、二次試験願書の手続きの時期ですが、3月には高校を卒業し次のステップが待ち構えています。ちょうど階段を上って踊り場に立っているような時期ではないでしょうか。
階段の途中を何故「踊り場」と云うのでしょうか。この表現は日本独自のものだそうで、明治時代に西洋建築と供に伝来し、ドレスを着飾った麗人たちが階段を上り下りする時に、ドレスが揺れる様を、まるで舞台で踊っているように見えたので、「踊り場」と云われるようになったそうです。
サラリーマンの生き様を例えてみると、誕生、入学、進学・卒業、就職、転勤、昇進・昇格、定年、退職・再就職、老後、死と、まるで階段を上り下りするように思うことがあります。そして、この順番で行くしかなく、逆は無いのがサラリーマン人生でしょう。
階段を上ると心拍数が上昇、心臓が踊るようになり階段の途中で休む為に平らなスペースを設ける必要があったのです。人生の階段も「踊り場」が必要ではないかと思うのです。
その「踊り場」は、長く広い人もいるし、短く狭い人も居るでしょう。人それぞれの平らなスペースで一時、気分を変えてみる必要があると思います。
「踊り場」を如何に使うか、使い方によって次のステップが生きることになるのでは・・・・。
この写真、踊り場のない「ハシゴ」を登る人がいます。よく見ると電線など無く、ビルに絵が描いてありました。自転車の人は本ものです。
名古屋市中区にて、1月22日撮影

2