先日、元NHKディレクターの相田洋さんの、母親の認知症発見から最期を看取るまで、在宅介護の様子をNHKのテレビ番組で見ました。
もし、認知症の家族を自宅で介護していくこととなったら、如何に支えていくか、大変貴重な記録であったように思います。国も今年度から新しい認知症施策をスタートさせ、認知症の人を施設ではなく、住み慣れた自宅で介護する「在宅型」へと大きく舵を切ろうとしているようです。
「認知症」とは老いにともなう病気の一つで、さまざまな原因で脳の細胞が死ぬか、働きが悪くなることによって、記憶・判断力の障害などが起こり、意識はあっても社会生活や対人関係に支障をきたすことを云います。つまり、物忘れの自覚症状がないので周囲の人が苦労します。
予防するには、一人暮らしをせず、趣味を持って常に社会との交わりを大切にし、旅行や運動(速足の散歩、ハイキングなど)に励むと良いようです。また、脳の病気なので、新聞や本を読み、思考力を衰えさせないことのようです。
考えながら文章を書くのも良いようで、大脳の前頭葉を刺激し、血流が良くなって脳を活性化するのだそうです。常日頃思っていることなどを文章にすると、鬱積した気持ちが解放されるのは確かで、私もこのブログを続けているのは、そうした予防も考えた上での行動と云えます。
心理療法の一つの形で、カタルシス効果とも云われ、日頃思っていることや無意識のうちに抑圧されている状態を、言葉や文章で表現することでストレスなどが吐き出され、心の緊張感がほぐれることがあるのです。
いつもこのブログを読んでいただき、ありがとうございます。お読みくださっている皆さんも活字を目で追うことにより脳の働きが盛んになると思います。いつまでも脳健康を元気にしておきましょう。
私も、カタルシス効果によって「認知症」を少しでも先送りしたいと思います。
名古屋市内・円頓寺交差点の信長像:29日撮影

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