21世紀の日本経済発展の為に人口減少・高齢化の閉塞状況を打開する為に、急速に経済成長するアジアの観光需要を取り込むべく「観光庁」ができ、円安で訪日観光客は過去最高になろうとしているそうです。
韓国や台湾、マレーシアなどからは大幅増加となる一方で、中国本土からは減り続け、原因は尖閣諸島の問題を指摘する説もあるようですが、私は、中国経済の成長鈍化にあるような気がするのです。まだまだ旺盛な中国マネーを取り込んで成長に生かすことは必要だと思います
とりわけ東日本大震災復興や、地域経済の再生の為にも、国内外の旅行需要の回復・喚起と地域の豊かな観光資源を活用しなければならず、何よりまず近隣の国を引き付けるような安全で温かい「おもてなしの国」を目指すべきです。
ここに来て、長野県の中央アルプスで韓国人ツアー客9人が遭難した事故で、 行方が分からなくなっていた最後の1人の死亡が確認されました。死者は計4人となったと報道され、さらに死因は低体温症とみられ、3人が身につけていたのは薄手のかっぱで、登山用の本格的なものではなかったと云います。
韓国・釜山の旅行会社を通じたツアー登山であったと云います。報道された内容のみでは詳細が分かりませんが、観光客を迎え入れる観光地日本の体制は充分であったかどうか、危惧されてなりません。
外国での常識が日本では通じないことがあると思います。では、その内容について事前の連絡や準備がなされていたか、「おもてなしの心」が通じていたかどうか、反省すべき点があったのではないかと思います。

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