昨夜は建設会社時代のOB会に参加して来ました。と云っても昨年暮れに集まっていますから半年ぶりと云う訳です。メンバーは8名、総務関係の人ばかりで、土建屋独特の雰囲気はありません、あえて表現すれば上品な人ばかり・・・・と云う処でしょうか。ありし良き時代の懐古感に浸り、旧交を温める良い機会といえます。
会社全体のOB会がありましたが、昨今の建設業界は企業業績が低迷し旧交を温める余裕すらなく、OB会そのものが物申す機会となったりしていましたが、会長の死後、その役割は果たせず自然消滅しました。
経営環境や経営のやり方は時代と共に刻々と変化しているし、企業課題の優先順位もあり、OB会はOB同士の懇親を深めることに専念すべきであって、「現役役員が参加して物申す機会」などは不必要ではないかと思っていましたので、正直なところ消滅してホットしています。
オーナーが参加しない東京支店のOB会や、今は無き千葉工場のOB会には何故か楽しく参加させてもらっています。現役時代のリーダーがOB会の長へ自動的に就任するのも可笑しなものです。会食の席が現役時代の職制順と云うのも嫌なものです。せめて年齢順ならまだしも・・・・・。
嫌なことばかりではありません。会社を卒業した後、様々な生き方をしていて随分参考になることがあります。昨夜も、退職をしてから、サラリーマンを続ける人、市会議員になる人、町内会役員になる人、僧侶になる人、学校へ通う人、やはり目標を持って生きると云うことが若さを保つ秘訣の様です。
会社での縁、つまり「社縁」で結婚する人もいたり、仕事を紹介してもらったり、業種によってはOBをステークホルダー(利害関係者)として位置づけし、総務部が活動を物心両面で支援し、お客としている会社もあるようです。
二次会までお付き合いし、お酒がまわり、話も尽きず、時計の針が何時の間にか日を跨ぎかけ、最終電車に間に合わそうと駅まで早足となったしだい・・・・、やはりOB会は良いものです。

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