梅干用の実を収穫する時期が近づいてきました。梅干しには色々種類があり、一般的に漬物用として使われている梅干は「紅映(べにさし)」福井県産が多いようです。
我が家にも梅畑に3本の木があり、そろそろ収穫の時期を迎えます。梅酒、シロップにするつもりなら、青くて色の付いていない今の時期で良いのですが、梅干にするつもりなら梅に色が付いた頃のものを用います。
梅干しは、健康食品とも言われ、ご飯に拘る私としては、「梅干」の効能について調べてみました。私なりに紹介したいと思います。
先ず、二日酔いは、肝臓のアルコール処理能力が追いつかず、血液中の酸素が不足するために起こるもので、梅干には、胃腸の粘膜を保護する働きがあり、お酒を飲む前か、飲みすぎて二日酔いになってしまったときに食べると、身体が弱アルカリ性に変わり、回復を早める効果があると云います。
梅干を毎日食べると、梅干に胃腸の蠕動運動の働きを活発にすることで便秘が自然に解消され、クエン酸の強い酸性による殺菌作用もあると云います。
「疲れ」は、乳酸という疲労素の発生や増加によるものと云われ、血液中に乳酸がたまると細胞の老化につながり、動脈硬貨、高血圧、肝臓病、腎臓病、神経痛などの遠因になるといわれています。乳酸を作り出さないようにする役割がクエン酸、つまり梅干と云われています。最近では、クエン酸そのものに血圧を下げる働きがあることもわかってきたそうです。
骨を作るカルシウムは身体に吸収されにくい食品と云われていますが、腸からカルシウムに変わるように援助してくれるのが梅に含まれるクエン酸で、小魚類、乳製品と梅干の組み合わせを生活の中でも是非活用したいものです。妊娠中の方や小さな子供を持つ親は是非・・・・・。
梅干は、食品売り場で並んで売っていますが他の食品と比べ高価な物です。梅干しが完成するまで人手と時間が掛かり、実際に作ってみると納得します。効能を考えると価値ある食品ではないでしょうか・・・・・。

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